一年間に買った化粧品
モンブルトン夫人が、一年間に買った化粧品をみてみようと思います。
手袋、香水類、ベルガモット油、蜂蜜、オランダ水仙のエキス、ばらクリームの壷、ナポリ石鹸、などといったものです。
ウビガンの居に保存されている送り状によると、金額はぜんぶで、178リーヴルにのぼっています。
ついでに、ひじように古くからあるスキンケア、脱毛クリームなどの化粧物が、この頃になってまた使われだしたということを書きたしておきたいと思います。
大革命は、あきらかに、何世紀もまえから使われている化粧晶の原料というものには、手をつけることができなかったというわけです。
大革命の結果ほろびた流行といえば、あの18世紀の赤と白に塗りたくった、マスクのような顔だけです。
けれども、輩命は、不幸なことに、洗練された化粧品のいれものを、それをつくっていた職人といっしょにほろぼしてしまったのでした。