善意をたたえた時代
ジャン・ジャック・ルソーが、自然と、そして人間のうちにある、すべての自然的なものの善意を、たたえた時代でした。
文学にも、オペラにも、牧歌的な詩情があふれ出し、イタリヤでの考古学上の発見の結果、ふたたび古代がたたえられるようになります。
こうした雰川気すべては、過度なお化粧に、直接反対するものであり、芸術家も、人間批評家も、医者たちも、しだいしだいに反旗をひるがえすようになっていきました。
しかも、18世紀の終りに、医学は大きな進歩をとけたので、医者たちの言葉は、まえよりも注意ぶかくきかれるようになっていたのです。
この、スキンケア、脱毛、お化粧の〈白然への復帰〉は、たぶん、一部は、ルイ十六世の王妃マリー閥アントワネットの個人的な影響によるものでしょう。