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うわべだけのお上品

ヴィクトリヤ朝のうわべだけのお上品の精神は、ヴィクトリヤ女王があらわれる以前からはじまっていたのであって、それが猛威をふるっていたのは、イギリスだけではなかったのです。


第一統領ナボレォン・ボナパルトこそ、たぶん、こうした大偽善者の最初の人間でしょう。


カロン博士のいう、〈愛すべき女性たち〉とは、つぎのような女性のことです。


「やさしく美しく、自然のすなおな恋人であるような女性たち・・・。やさしい結合の魅力に敏感であるような、魅惑的な女性たちよ、なぜならあなたたちの心は、ここちよい感情にたいしてしかひらかれないものなのであるから、愛されるようつとめなさい。なぜなら、あなたたちは愛しているのだから。よりながく、あなたの愛の忠実な和手に好かれるように、もっと美しくなるようにつとめなさい。」


これはつまり、こういうふうに言いかえられるでしょう。


この木は、若くてたっぷりひまがあり、あらゆる面でつこうのよい結婚をし、とくに、金の心配などまったくない、スキンケア、脱毛、化粧三昧の女性のために書かれているのだ、と。

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