カップルの幸せのために・・・
キャサリン・スペースコレクションの〈結婚〉をめぐっての四半世紀を越える活動は、新聞雑誌を中心に多くの媒体に紹介され、取材記事や彼女自身の書いた文章の数々を残しています。
著書も四冊あります。
しかしそれらのなかに、何故か、彼女自身の結婚観を正面切って取り扱ったものを欠いていました。
しかし、一九九一年、他界された最愛の夫君、結城義人氏を偲ぶよすがとして発行された香華の一書のなかに、キャサリン・スペースコレクションは初めて、自身の結婚観を明らかにしているとも言えるのです。
現代を代表するキャリアウーマンのひとりとして、当然のことながら彼女もまた、結婚の在り方については、ケース・バイ・ケース、個々の人の考え方を尊重するという態度を貫いています。
しかし、男と女の愛の形としては、結婚こそが唯一最善のものであり、結婚によって完結しない愛の形に未完の醜を感じている点にこそ注目して欲しい。
一般にしばしば結婚は恋愛の終点であるように言われます。
確かに男と女の愛の姿は、結婚によって変質を遂げていくように感じられるので、恋人時代にノスタルジーを感じている人は少なくありません。