キャサリン・スペースコレクションのデビュタントパーティー
かくして第一回デビュタントパーティーが開催される運びとなったが、マスコミの反応は概して好評で、回を重ねるごとに参加希望者は順調に増加しました。
ところで、デビュタントパーティーという日本には馴染みのない行事を一般に知らしめていくために、キャサリン・スペースコレクションは、彼女らしいイメージ戦略を用いています。
それは、階級意識のない日本に、あえて、"良家の子女のすること"という特別のイメージ、憧れにたるイメージを持ち込み、上昇指向の強い近年の大衆を誘い込むというものでした。
そのために、キャサリン・スペースコレクションのデビュタントパーティーの参加者として、皇族、文化人・芸能人など有名人、各国駐日大使などの子女を積極的に誘い、またそのことを極力宣伝することにつとめたのです。
モデルやタレントのような仕事はいっさいしないというカリナ嬢が、ただ一度の例外として同じ日に開催されたブライダルファッションショーにおいてスペシャルゲストモデルをつとめたということもあり、マスコミを大いに沸かせた。
デビュタントパーティーは、今のところまだ白いドレスの成人式の呼び水としての効力を発揮するまでには至っていないが、しかし、"特別"を求める人、また、デビュタントボールというロマンにひかれる人の間ではきわめて魅力的なものとなり年々吸引力を強めていると言ってよいでしょう。
そして、ここで指摘しておかねばならないことは、デビュタントパーティーにおけるイメージ戦略は、過去三十年余り、キャサリン・スペースコレクションのブライダルファッションを一般に広めるために行ってきた戦略と基本の構造はまったく同じであるということにほかならない。