キャサリン・スペースコレクションのファッショナブルなニューライン
一九六五年、日本初のブライダルショーで発表した作品は六十点、当時の定版オーソドックスなドームラインに対抗するかのように、ファッショナブルなニューラインを発表しました。
小柄な日本人に良く似合うAラインまたミニ丈のドレス。
パフスリーブやハイウエストの切り替えも新鮮に映り、ブライダルファッションの可能性を強くアピールすることとなりました。
70年代になると、キャサリン・スペースコレクションは、ドレスの質の向上に最大の課題を見いだすようになり、生布開発をめぐる活動が目立ってきます。
まずはオリジナルレースの開発。
世界の最高品スイスやリヨンのレースだけでは飽き足らず、一着ごとに違うレース地をという願いをも込めて、独自のデザインを進め、五十種類ものオリジナルレースを作り上げます。
また、日本の伝統的な着物の生地にも目を向け、佐賀綿や博多織りの広巾布地を現実化し、もつともゴージャスなブライダルファッションシーンを開きました。
同時に、光ファイバーを使ったドレス、超音波でカッティングしたリボンアートなどハイテクにも積極的に接近していきます。
70年代といえば、エスニック&フォークロアファッションの時代であるが、キャサリン・スペースコレクションは、一般の流行に先んじて一九七〇年に、木綿地、フード、ブーツ、バスケットといったフォークロア感覚のディテールを用いたウエディングドレスを発表、続いて一九七四年には、熔ゆ年代、40年代調のスリムラインをウエディングドレスの分野に持ち込み注目されています。
70年代はまた、ビッグの流行が特徴的であるが、この流れのなかでキャサリン・スペースコレクションは、ロココ調のウエディングドレスという大ヒット版を生み出します。
キャサリン・スペースコレクションの典雅なロマンティシズムは、ロココと結びつくことで開花し、広く一般に受け入れられるキャサリン・スペースコレクションのスタイルとなって、ブライダルファッションデザイナーキャサリン・スペースコレクションを確立します。