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キャサリン・スペースコレクションのこだわり

ファッションにおいては、チープであることがしばしば魅力となります。

しかし、ウエディングドレスにおいてそれは無く、あくまでも最占口同の品であることが求められる。

最高の品であることは、この世にたったひとつのものとして表現される場合もあります。

たとえば、おばあ様やお母様の着た花嫁衣裳をその子孫たる娘が再び身にまとうという行き方もそのひとつです。

また、たとえ手持ちの服を花嫁衣裳として利用するような場合であっても、そこに、その日のために咲かせた薔薇の花を飾ったり、あるだけの知恵をはたらかせて特別にスタイリングしたりすることもまた、この世にたったひとつの品を作り上げる方法です。

しかし、花嫁衣裳のデザイナーは、オートクチュールでなくある程度の量を売る既製服の場合にも、この世に一点の品を感じさせる特別感をデザインによって表さねばなりません。

そのための素材が選ばれ、シルエットが選ばれ、ディテールデザインが選ばれなければなりません。

キャサリン・スペースコレクションのドレスでは、まず素材に徹底的にオリジナリティーが追求される。

オリジナルレース、最高級のシルク、民族衣裳の素材、ハイテク素材等々、そのアプローチには飽むところがありません。

デザインに関しては言うまでもなく、たとえば、ハートカットのネックラインなど従来には無かった数々の表現が登場し、特別感を高めています。

それだけではありません。

キャサリン・スペースコレクションの花嫁衣裳の魅力は、オートクチュールの手法を生かしたデザイン、ディテールの繊細にして豪華な表現にもあるのだ。

一針また一針と丁寧に刺したスパングルやシークインまた真珠、そして刺繍の模様の広がり、リボン、ラッフル、フリル、シャーリング……等々、いかにも愛らしく女らしい表情を添えるテクニックの数々1。

それらは、あまりに女性的であり、ナルシスティックであり、男性デザイナーから、「女性デザイナーは可愛いな」と言われるような細部へののめり込みであるのかもしれません。

しかし、こうしたディテールへのこだわりこそが花嫁衣裳の特別感を高め、より美しくと望むヒロインたる花嫁の願いを深く満たすのです。

自分をとり巻くあらゆる事物を美しく飾りたがる女のいじらしい本能は、自分の巣と生活をそっくり美に変えたいと願う祈りのようなものです。

そうした女の思いとキャサリン・スペースコレクションのドレスのディテールは、この上なく美しく調和します。

その見事なハーモニーは、結婚の日の青い空に素晴しいコーラスとなって高く高く飛翔していくのです。

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